こんにちは、もち麦です!
「第2種電気工事士の筆記試験の内容って簡単?難しい?」
「難易度が高い問題が高頻度で出題されるのかな?」
と疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、難しい問題も簡単な問題も両方出題されますが、難易度が高い問題は出題される頻度が少ないです。
この記事では、第2種電気工事士の筆記試験で出題される問題を出題頻度と難易度別に分けてみました。
高頻出&難易度が低い問題から勉強することで合格しやすくなるので、ぜひ参考にしてください。
この記事はこんな人にオススメ☆
・2023年に筆記試験の勉強を開始する人
・第2種電気工事士の筆記試験の内容を知りたい人
・高頻出&難易度が低い問題を知りたい人
筆記試験で出題される問題
第2種電気工事士の筆記試験では、下記のような内容が出題されます。
計算問題 | 暗記問題 |
①電気に関する基礎理論 | ③電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具 |
②配電理論及び配線設計 | ④電気工事の施工方法 |
⑤一般用電気工作物の検査方法 | |
⑥配線図 | |
⑦一般用電気工作物の保安に関する法令 |
筆記試験では計算問題と暗記問題の大きく2パターンが出題されます。
点数の割合は、計算問題が20点分の2割、暗記問題が80点分の8割出題されます。
そのため合格するためには、暗記問題でいかに点数を取るかがコツです。
出題される問題の文字だけみると難しそうですが、初心者だった私も合格できたので安心してください。
出題頻度・難易度別に分けてみた
下記が、出題頻度と難易度を分野ごとに示した図です。
出題頻度や難易度より、③電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具⇒⑥配線図⇒④電気工事の施工方法⇒⑤一般用電気工作物の検査方法⇒⑦一般用電気工作物の保安に関する法令の順番で勉強することをオススメします。
①基礎理論と②配電理論は計算問題の分野なので、一度スルーします。
③電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
この分野では、器具や材料、工具の名称や使い方を答える問題が出題されます。
すべて難易度が低く、高頻度で出題されます。
そのため全問正解を目指しましょう。
問題例は下記の通りです。
図①
図②
図①②参照:(一財)電気技術者試験センター
図①のように名称を答える問題と図②のように使い方などを答える問題が出題されます。
①は単語で答えて、②は文章で答える問題です。
①名称を答える問題と②使い方を答える問題を比べてみると、前者の方が単純なので、そちらから勉強するとより簡単な問題から勉強できます。
⑥配線図
この分野では、配線図を見ながら答える問題が出題されます。
20問と高頻出で出題されますが、問題によって難易度に差があります。
そのため、下記のいずれかの方法で勉強することをオススメします。
①まずは難易度が低い問題だけ勉強し、難しいと感じる問題は、他の分野の勉強がおわってから勉強する
②難易度に差があるならそもそも配線図の問題をまとめて最後にする
私の場合、①の方法で勉強しました。半分くらい最後に回して勉強したけど、結局数問は難しくて捨てました。
配線図と問題例は下記の通りです。
参照:(一財)電気技術者試験センター
上記の問題は、「③電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具」のように名称や使い方を答える問題と似ています。
「図記号の名称は。」「図記号は。」と問われている問題は、難易度が低いです。
逆に下記のような問題は、配線図を見ながら考えないといけないので少し難易度が高いです。
参照:(一財)電気技術者試験センター
④電気工事の施工方法
この分野では、電気工事の施工方法について問われます。
比較的簡単で、ある程度出題される問題なので、得点できるようにしましょう。
問題例は下記の通りです。
参照:(一財)電気技術者試験センター
今までの図を見て答える問題ではなく、文章で答える問題となります。
また、「不適切なものは。」「正しいものは。」という問われ方や、組み合わせの中で「不適切なもの」「正しいもの」という問われ方をされます。
そういった意味で少し難易度が高く感じるかもしれませんが、暗記していくと解けるようになります。
⑤一般用電気工作物の検査方法
この分野では、一般用電気工作物の検査方法の問題が出題されます。
簡単ですが、出題される問題数が少ないです。
学習する順番としては後になりますが、難易度的には難しくないので解けるようにしましょう。
問題例は下記の通りです。
参照:(一財)電気技術者試験センター
⑦一般用電気工作物の保安に関する法令
この分野では、一般用電気工作物の保安に関する法令についての問題が出題されます。
難易度は低いですが、出題される問題数がかなり少ないです。
一般用電気工作物の検査方法の分野と同様に、学習する順番としては後になりますが、難易度的には難しくないので解けるようにしましょう。
問題例は下記の通りです。
参照:(一財)電気技術者試験センター
①②計算問題はできたら勉強する程度で大丈夫
「①電気に関する基礎理論」「②配電理論及び配線設計」は2割しか出題されない計算問題です。
また、難しいため優先順位は1番下です。
問題例は下記の通りです。
参照:(一財)電気技術者試験センター
計算問題は出題頻度も低く、難易度も高いので優先順位は下ですが、初心者が解けないわけではありません。
私も数学が苦手な文系ですが、暗記問題を勉強したあと、計算問題を数問解けるように勉強しました。
計算問題で1・2問だけでも解けるようになれば、ラッキーですよね♪
自分がニガテな問題は捨てて良し!
ここまで難易度が低く、よく出題される分野順に説明し、得点しましょうと伝えてきました。
そういった分野を勉強していく中で、「苦手だな、難しいな」と感じる問題も出てきます。
その場合は、割り切って捨てる問題があってもいいと思います。
大切なことは合格点の60点を取ることなので、他の分野でその分をカバーできれば問題ありません。
難易度・出題頻度を参考にしつつ、合格点を目指して頑張っていきましょう!
私の場合は、「⑥配線図」で数問捨てて、その代わり「⑤一般用電気工作物の検査方法」「⑦一般用電気工作物の保安に関する法令」を確実に得点できるようにしっかり勉強しました。計算問題も数問解けるようにしました。
初心者だった私が独学で勉強した参考書
第二種電気工事士講座の販売員でしたが、元々は文系で数学が苦手な初心者でした。
入社してすぐに第二種電気工事士の勉強をスタートした私ですが、色々な理由で自社の講座で勉強せずに、こっそり独学で勉強していました…笑
独学で勉強した理由は、下記の記事よりご確認ください。
そのときに使った参考書が、「ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すい~っと合格」です。
初心者にとってイメージしにくい部分が、絵やイラストを使ってわかりやすく説明されているので、本当におすすめです!
おすすめポイントの詳細は、下記の記事を参考にしてください。
コメント