こんにちは、もち麦です!
「あまり試験情報は確認していないけど、第二種電気工事士を受験するから早く勉強を開始したい!」
「試験情報を色々調べるのは面倒くさい…」
という方も多いのではないでしょうか?
そういった気持ちもよくわかるのですが、勉強を開始する前に、まずは第二種電気工事士の試験情報と特徴を知ることが大切です!
きちんと調べずにとりあえず勉強を開始すると、「申し込み日を過ぎていて受験できなかった」「間違った勉強方法をしていて落ちてしまった」というようなことになってします。
実際にそういった方を何名も見てきました…
何も知らない状態から、第二種電気工事士の受験案内を確認し、筆記試験の特徴を理解することは大変ですが、この記事を読むことで全体像は掴めると思います。
筆記試験を受験される方はしっかり確認しましょう。
この記事はこんな人にオススメ☆
・まだ第二種電気工事士の筆記試験について知らない人
・筆記試験の合格率や配点、申し込みについて調べていない人
・筆記試験ではどんな問題が出題されるか知らない人
申し込みや合格発表などの試験日程
第二種電気工事士の筆記試験は、上期と下期の年2回の期間で実施されます。
CBT方式と筆記方式のどちらかで受験します。
きちんと試験日程を知ることで、申し込み忘れも発生せず、計画を立てて勉強することができます。
あくまでも目安ですが、筆記試験対策には3ヶ月~1ヶ月程度必要だと言われています。
そのため、受験したい時期から逆算して勉強に取りかかることをオススメします。
また、受験申し込み期間が近づいてくると、(一財)電気技術者試験センターのHPで受験案内を確認することができます。
詳細は、必ず受験案内を確認しましょう。
ド文系で電気初心者だった私は、筆記試験の2ヶ月半前から対策しました。
2023年から導入されたCBT方式
2023年より第二種電気工事士の筆記試験でCBT方式が導入されました。
CBT方式の導入により、受験日時の選択ができるようになり、より受験しやすくなっています。
筆記方式とCBT方式でいくつか注意点があるので、しっかり確認しましょう。
筆記試験の合格率は60%前後
(一財)電気技術者試験センターの受験者と合格者の数値によると、上記のような合格率の推移となりました。
近年では、合格率が下がっている傾向があります。
難易度が上がっている可能性もあるので、より気を引き締めて勉強しましょう。
筆記試験の特徴
配点・問題数・合格点
筆記試験の配点は1問2点で50問出題されます。
合格点は60点以上なので、満点を目指すような勉強方法をする必要はありません。
どういった問題で60点分得点するのか、戦略的に対策することが大切です。
これを知らないと、「とりあえず闇雲に勉強していたら試験本番で出題されなかった」「難しい問題とは知らずに勉強していて全然進まなかった」というようなことになります。
解答方式・試験時間
CBT方式でも筆記方式でも4択の中から答えを選びます。
カンで選んでも運よく正解することがあります。
また、試験時間は2時間ですが、実際は1時間もあれば十分です。
時間に追われる試験ではないので、落ち着いて受験することができます。
実際私が受験したときも、途中退出可能時刻(試験開始の1時間後)になると、7割くらいの人が退出していました。
筆記試験の出題範囲
第二種電気工事士の筆記試験の出題範囲は下記の通りです。
・電気に関する基礎理論
・配電理論及び配線設計
・電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
・電気工事の施工方法
・一般用電気工作物の検査方法
・配線図
・一般用電気工作物の保安に関する法令
参照:(一財)電気技術者試験センター
文字だけ見ると難しそうだな…と不安になるかもしれませんが、初心者だった私も解けるようになったので、みなさんも安心してください!
どんな問題なのか、実際に下記で確認していきましょう。
暗記問題と計算問題の2パターンが出題
実際に出題された問題例を見てみましょう。
図①
図②
図③
※図①②③の参照:(一財)電気技術者試験センター
筆記試験は大きくわけて2パターンの問題が出題されます。
図①②のような暗記問題と、図③のような計算問題です。
出題される問題の割合ですが、暗記問題が8割(80点分)、計算問題が2割(20点分)出題されます。
また、筆記試験の合格点は、6割(60点分)です。
ということは…暗記問題だけでも合格できます。
これが、数学が苦手な方でも初心者でも合格できる仕組みです。
このように、合格するためには暗記問題で得点することが重要になります。
特に初心者の方は、暗記問題⇒計算問題の順番で対策することをオススメします。
私もこの順番で勉強をして、暗記問題で60点程度取れるようになってから、計算問題の対策をスタートしました。
このことを知らずに、出題される割合が少ない&初心者にとっては難しい計算問題から取り組み、全然勉強が進まなかった、という方も多くいます。
また、計算問題⇒暗記問題の順番で書かれている参考書も多いので、前から順番に勉強しないように注意が必要です。
暗記問題も大きく分けて2パターン出題
暗記問題の中でも、大きく分けて2パターンの問題が出題されます。
「図の名称を単純に暗記すればいい問題」と、「文章の中から正しい選択肢や間違っている選択肢を選ぶ問題」です。
下記の図①が図の名称を単純に暗記すればいい問題例、図②が文章の中から正しい選択肢や間違っている選択肢を選ぶ問題例です。
図①
図②
※図①②の参照:(一財)電気技術者試験センター
比べてみると、図①のように名称を単純に暗記すればいい問題の方が簡単ですよね!
また、このような図の名称を単純に暗記すればいい問題は高頻度で出題されています。
なので、初心者の方は、暗記問題の中でも図①のような問題から対策することをオススメします。
過去問とよく似た問題が出題される
第二種電気工事士の筆記試験は、過去問と同じ問題や類似問題が出題されています。
実際にどのような問題が過去に出題されていたのか、例題を確認していきましょう。
※参照:(一財)電気技術者試験センター
上記は低圧進相コンデンサを問われる問題です。
このような問題が、令和4年下期、令和4年上期、平成30年上期、平成27年上期、平成24年下期で出題されており、約10年のうちに5年は出題されているほど出題頻度が高いです。
※参照:(一財)電気技術者試験センター
上記は張線器の使い方を問われる問題です。
このような問題が、令和3年下期、平成27年下期、平成24年上期で出題されています。
ほんの一部ですが、このように過去問とよく似た問題が多数出題されています。
このことを知らずに過去問を解かないでいると、効率の悪い勉強方法になってしまい、しっかり対策ができてないまま試験本番を迎え、落ちてしまう可能性もあります。
過去問をしっかり解くことで、ある程度どんな問題が出題されるか予想することができ、合格につながります。
いざ筆記試験対策を行う
試験の特徴を理解できたあとは、実際に筆記試験対策を行います。
元第二種電気工事士講座の販売員だった私ですが、様々な要因でこっそり独学で勉強していました。
(あえて独学で勉強した理由は下記の記事を読んでください~)
元々は数学が苦手で初心者だった私が、「本当にわかりやすい…!!」と感動した参考書は、「ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すい~っと合格」です。
あまり大きな声ではいえませんが、自社講座の参考書よりこちらの方が「わかりやすい…!!」と思いました。
実際に「すい~っと合格」で勉強してみて、「これなら第二種電気工事士に合格できるかも…!」と前向きになれた参考書です。
下記に、「ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すい~っと合格」のおすすめポイントなどまとめているのでぜひご確認ください。
まとめ
今回の記事では、下記のことをお伝えしました。
・申し込み日や試験日など日程を必ず確認
・60点で合格なのですべて勉強する必要はない
・筆記試験は暗記問題と計算問題の2パターンが出題される
・初心者は配点の多い暗記問題から勉強する
・暗記問題も、「①図の名称を単純に暗記すればいい問題」「②文章の中から正しい・選択肢や間違っている選択肢を選ぶ問題」の2パターン出題される
・簡単な①から勉強する
・過去問から類似問題が出題されるので必ず解く
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