こんにちは、もち麦です!
「自社の第二種電気工事士講座があるのに独学で勉強したってどういうこと?」と、驚いている人も多いと思います。
筆記試験の特徴をきちんと理解し、実際にどんな問題が出題されているのか確認してみると、私には通信講座より独学で勉強する方が合っていました。
今回の記事では、あえて自社の通信講座で勉強せず、独学を選んで筆記を勉強した5つの理由についてお伝えします。
このブログを運営しているもち麦ですが、つい最近まで電気工事士講座を販売している会社で働いていました。その会社で初めて第二種電気工事士という国家資格を知ったくらい、電気に無知で、数学苦手な初心者でしたが、第二種電気工事士に合格できました。
「できれば独学で勉強したいけど電気初心者で自信がない」という人も、参考にしてください。
この記事はこんな人にオススメ☆
・筆記試験対策を通信講座でするか独学でするか迷っている人
・できれば独学で勉強したいけど電気初心者で自信がない人
・あえて独学で勉強した理由を知りたい人
まずは筆記試験の特徴を理解する
筆記試験の特徴を知らないうちは、独学で本当に合格できるのかな?と不安になります。
実際に私も、「電気なんてわからないし、通信講座ですら合格できる自信が全くないな…」と憂鬱になっていました。
あれこれ不安になる前に、とにかく筆記試験の特徴を確認すると気持ちがラクになります。
配点 | 1問2点 |
問題数 | 50問 |
合格点 | 100点満点中60点 |
出題される問題 | 暗記問題と計算問題 |
特徴 | 過去問から類似問題が出題される |
回答方式 | 4択の中から正解を選ぶ |
1問2点の配点で、50問出題されます。
合格点は、100点満点中60点です。
出題される問題は、暗記問題と計算問題の大きく2パターンで、暗記問題が80点分、計算問題が20点分出題されます。
つまり、暗記問題だけでも合格点の60点を取ることができます。
また、過去問から類似問題が出題されるので、過去問を解くことも大切です。
回答方式は、4択の中から正解を選びます。
なので、わからない問題があれば適当に選択しさえすれば、正解する可能性もあります。
では、実際に筆記試験で出題された問題を確認してみましょう。
図①
図②
筆記試験では、図①のように工具の名称や使い方を答える問題などの暗記問題(80点分)と、図②のような計算問題(20点分)が出題されています。
「筆記試験の特徴を確認すると、想像より合格できそうかも…!」と感じる人がさっきよりも増えたと思います。
暗記問題を見ると結構単純な暗記ですよね。
独学で勉強した5つの理由
筆記試験の特徴を理解したうえで、私は独学で勉強しようと決めました。
下記が5つの理由です。
①そこまで丁寧に勉強しないでも合格できる
②初心者が苦手な計算問題は解けなくても大丈夫
③単純な暗記問題を動画で勉強する必要はない
④添削は必要ない
⑤市販の参考書でもきちんと勉強方法が書かれている
では、具体的にお伝えしていきます。
①そこまで丁寧に勉強しないでも合格できる
きちんと勉強する必要はありますが、そこまで丁寧に勉強しなくても合格できます。
先ほどもお伝えした通り、記述式ではなく4択の中から正解を選びます。
そのため、過剰に一字一句細かく暗記し過ぎる必要はありません。
また、100点満点中60点で合格の試験です。
「第二種電気工事士に合格する」ということに焦点を当て、合格点の60点を取るために取捨選択しながら、完璧を目指さず勉強をしました。
「初心者だから60点を目指す勉強は不安」という方もいると思いますが、初心者こそ60点を目指す勉強をおすすめします。
100点を目指すということは、暗記問題だけでなく計算問題もすべて解けるようにするということです。
私のような初心者にとって、計算問題を完璧に仕上げるにはかなりの時間が必要になります。
数学も電気も暗記も得意で十分な勉強時間が確保できる人以外は、100点を目指すような勉強はおすすめできません。
②初心者が苦手な計算問題は解けなくても大丈夫
合格点は60点で暗記問題が80点分出題されます。
初心者だった私の場合、「計算問題で時間がかかりそうだな」と思っていましたが、合格点を取るには暗記問題だけで十分カバーできます。
もし、計算問題もほとんど得点しないと合格できないような試験であれば、恐らく手厚いサポートが整っている通信講座で勉強したと思いますが、その必要はありません。
また計算問題でわからない箇所が出たとしても、インターネットで検索してみると解説動画など出てきます。
数学が苦手な私でも、2パターンの計算問題だけは解けるようにしました。
最初は計算問題をすべて捨てる気でしたが、初心者でも案外解ける問題はありました。
③単純な暗記問題を動画で勉強する必要はない
もう少し詳しく、暗記問題で出題される問題を確認していきましょう。
図①
図②
図①は、工具の名称や使い方を答える問題で、図②は、文章の中から正しい選択肢を答える問題です。
このような単純に暗記を行えばよい問題が大部分を占めています。
そのため、単純な暗記を動画で理解する必要性を感じられず、逆に時間がかかって仕方ないと思いました。
個人的な意見ですが、そもそも動画を見るのが苦手なので、余計文字を読んで勉強した方が早いはず!と思っていました。
もし、ひっかけ問題がたくさんあり、事細かに暗記していないと落ちるような試験であれば、動画で対策するかもしれませんが、図①のような簡単な暗記問題が高頻度で出題されます。
私の場合は、動画を見ている時間にどんどん暗記をしていく方が効率的に感じました。
またわからない箇所が出てきたら、インターネットで検索するとほとんど解決できます。
もし検索しても知りたい箇所が出てこないようであれば、そこまで重要な箇所ではないのにあなただけが悩んでいる場合もあります。
そのときは、それ以上深く理解しようとせず、次の問題に進んでもいいのかもしれません。
みんなが悩んでいるような重要な箇所は検索すると出てきますが、そうではない箇所は出てこないです。私もそこまで重要ではない箇所が気になっていたことがありました。
④添削は必要ない
②③と似ていますが、添削が必要なほど複雑な問題はほとんど出題されません。
初心者の方が、計算問題までしっかり勉強しているような状況だと添削があった方が便利かもしれません。
解けそうな計算問題だけに絞って学習する人は、そこまで必要ないと思います。
計算問題を勉強する人も、まずは暗記問題をしっかり仕上げましょう。
⑤市販の参考書でもきちんと勉強方法が書かれている
通信講座と同様に、市販の参考書でも初心者向けの勉強方法や、優先して勉強する分野なども記載されています。
勉強を開始する前に、参考書の勉強方法を自分できちんと読んで確認できる人は、独学でも大丈夫だと思います。
ここだけの話ですが、個人的に自社の通信講座の本より、市販で購入した参考書の方が端的でわかりやすいなと思いました。
入社してすぐ第二種電気工事士の勉強を開始した初心者の感想です。あれから数年が経過し、今では改良はされていると思いますが、当時は上記のような感想でした。
通信講座で勉強するのがおすすめな人
私の場合、5つの理由から独学で勉強することが合っていましたが、みなさんの全員が全員、独学で勉強することが合っているとは限りません。
下記のような人に、独学ではなく通信講座で勉強することをおすすめしたいです。
・中学時代なども含め、今まで勉強を全くしたことがない人
・いくら60点を目指せばいいといわれても不安で、100点を目指す勉強をしたい人
・計算問題をすべて勉強し、全問解けるようにしたい人
・文字を読むのが苦手で動画で勉強したい人
・1人で勉強するのが不安で、添削などの手厚いサポートがほしい人
・参考書に記載されている勉強方法を読むのが煩わしい人
まとめ
今回の記事では、下記のようなことをお伝えしました。
・私の場合、自社の第二種電気工事士講座があるのにあえて独学で勉強した
・筆記試験の特徴を理解し、出題される問題を確認してみると、通信講座より独学で勉強する方が合っていた
・まずは筆記試験の特徴を確認してみる
・記述式ではなく4択の中から正解を選ぶ&60点で合格なので丁寧すぎる勉強はしなくていい
・合格点は60点で暗記問題が80点分出題されるので、計算問題が解けなくても大丈夫
・単純な暗記を勉強するなら動画より文字を読んで勉強したい
・添削は必要ない
・市販の参考書でもきちんと勉強方法が書かれている
・通信講座で勉強することがおすすめな人もいる
あくまでも私の個人的な理由(動画で勉強することが苦手とか…)なので、1番はみなさんに合った方法で勉強することです。
この5つの理由に共感できた人は独学で勉強することがおすすめです。
そうではない人は通信講座で勉強することがおすすめです。
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