40%の人が不合格?第2種電気工事士の筆記試験に落ちた3つの理由

筆記

こんにちは、もち麦です!

第2種電気工事士の試験は、国家資格の中で比較的簡単な試験と言われています。

でも実は、毎年受験者の約40%もの人たちが筆記試験に落ちています

近年では年間で14万人が受験していますが、単純計算をしても約5万6千人の人たちが不合格となってしまいます。

そう思うと、結構な人数の方が落ちていますよね。

これを聞くと、私のような電気初心者は不安になってしまうかもしれません。

でも、「筆記試験に落ちてしまう人=電気初心者」ではありません

落ちてしまう人には、「筆記試験の仕組みを理解していない」「時間がなくて勉強していない」「過去問を解いていない」という3つの理由があります。

これから筆記試験を勉強する人は、ぜひご確認ください。

もち麦
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この記事はこんな人にオススメ☆

・第2種電気工事士の筆記試験に合格したい人

・筆記試験に落ちる理由を知り、対策を立てたい人

①筆記試験の仕組みを理解していないと落ちる

本当は電気初心者でも数学が苦手でも合格できるのに、筆記試験に落ちてしまう根本的な理由は、「試験の仕組み」を理解していないからです。

下記に、筆記試験の特徴をまとめてみました。

配点1問2点
問題数50問
合格点60点(100点満点)
出題パターン暗記問題と計算問題
その他特徴過去問からよく似た問題が出題される
回答方式4つの選択肢から正解を選ぶ

第二種電気工事士の筆記試験は、1問2点で問題数は50問あります。

合格点は100点満点中60点なので、40点落としたとしても合格できます。

出題パターンは暗記問題と計算問題の大きく2パターンで、そのうち暗記問題が80点分、計算問題が20点分出題されます。

そのため、暗記問題だけで合格点の60点を得点することができます。

また、過去問からよく似た問題が出題されるので、過去問を解くことも重要です。

もち麦
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4つの選択肢の中から正解を選ぶため、どれか適当にでも選択すれば正解する可能性もあります。

このような筆記試験の仕組みを理解していなければ、下記のような勉強方法をする可能性があります。

・100点満点を目指すような勉強

・何も考えずに参考書を前から順番に解く

・試験に出題されないような箇所まで深堀してしまう

筆記試験は60点で合格なのに100点を目指すような勉強をしていると、時間がいくらあっても足りません。

何も考えずに参考書を前から解いていると、自分にとって優先順位が低い問題を集中的に解いている可能性もあります。

また、「筆記試験に合格する」ということに焦点を当てず、「こんなところまで試験に出題されない」という部分まで深めてしまう方もいます。

まずは60点を得点するため、どの分野で得点するのかを決めることが大切です。

60点で合格という仕組みを活かした勉強方法

どの分野で得点するのか決める方法として、2つオススメがあります。

1つ目が「自分の得意な分野から勉強すること」、2つ目が「難易度が易しく出題頻度が高い分野から勉強すること」です。

自分の得意な分野から勉強すること

「電気なんて知らない・数学が苦手・文系」というような初心者と、「電気は勉強したことがある・数学得意・理系・暗記が苦手」というような経験者がいると思います。

初心者と経験者では勉強方法が異なります。

まずは初心者の方ですが、暗記問題から勉強していきます。

暗記問題だけで過去問を解いたとき、60点以上得点できるようにしましょう。

それができるようになれば、計算問題を勉強します。

もち麦
もち麦

暗記問題だけで合格点の60点を取ることができるので、計算問題に関しては、勉強する余裕があれば勉強するくらいのイメージでも大丈夫です。

逆に経験者は、計算問題を確実に得点できるようにして、暗記問題は比較的出題頻度の高い問題を暗記するようなイメージで勉強してください。

難易度が易しく出題頻度が高い分野から勉強すること

第二種電気工事士の筆記試験では、下記のような問題が出題されます。

計算問題暗記問題
①電気に関する基礎理論③電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
②配電理論及び配線設計④電気工事の施工方法
⑤一般用電気工作物の検査方法
⑥配線図
⑦一般用電気工作物の保安に関する法令
参照:(一財)電気技術者試験センター

これを出題頻度と難易度別に分けると、下記のようになります。

難易度が易しく出題頻度が高い分野から勉強すると、③電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具⇒⑥配線図⇒④電気工事の施工方法⇒⑤一般用電気工作物の検査方法⇒⑦一般用電気工作物の保安に関する法令の順番となります。

あくまでも目安なので、実際に問題を見たときに難しそうであれば、勉強の順番は変えても問題ありません。

②十分な勉強時間を確保できずに不合格

「仕事が忙しくて勉強できなかった」という理由で筆記試験に落ちてしまう方が多いですが、受験者のほとんどが働きながら勉強しています。

「毎日まとまった時間を確保して勉強しないといけない」と考えると、勉強するハードルが高くなり、なかなか勉強に取り組めないと思います。

でも第2種電気工事士の筆記試験は、10分や15分の隙間時間でも勉強できます。

もち麦
もち麦

実際に私も毎日残業が2時間程度ありましたが、通勤時間や寝る前の時間で暗記問題を勉強していました。

仕事が忙しすぎて隙間時間さえ全くない人は、コツコツ勉強するのではなく、休日にまとめて勉強することができます。

みなさんのライフスタイルに合わせて、勉強する時間を上手く調節しましょう。

③過去問を解いていないと落ちる

先ほどもお伝えしましたが、過去問とよく似た問題が出題されています。

そのため、過去問を解くことは重要です。

このことを知らずに、過去問を解かないまま筆記試験を受験して、不合格になった人を何人か知っています。

合格するためには、必ず過去問を解きましょう。

もちろん解くだけではダメで、間違った問題は参考書で確認し復習することが大切です。

過去問で60点以上しっかり得点できるようになれば、本番の筆記試験でも合格できるようになります。

まとめ

今回の記事では、下記のことをお伝えしました。

・「筆記試験に落ちてしまう人=電気初心者」ではない

・筆記試験の仕組みを理解していないと適切な勉強方法ができずに落ちる

・60点を取るためには、「自分の得意な分野から勉強すること」「難易度が易しく出題頻度が高い分野から勉強すること」

・十分な勉強時間を確保できずに不合格

・まとまった時間ではなくても隙間時間で勉強できる

・過去問からよく似た問題が出題されるので必ず解く

これから勉強されるみなさんは、まず筆記試験の仕組みを理解することからスタートしてみましょう。

みなさんが、筆記試験に合格されることを応援しています。

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