こんにちは、もち麦です!
「第二種電気工事士の技能試験の勉強方法って何だろう…」
「初心者でも技能試験に合格できる勉強方法を知りたい」
という人も多いのではないでしょうか。
今回は、技能試験の勉強を開始する前に行うことと、具体的な勉強方法についてお伝えします。
第二種電気工事士の技能試験合格へ向けて参考にしてください。
この記事はこんな人にオススメ☆
・技能試験の勉強方法を知りたい人
・技能試験ではイマイチ何をしないといけないのかわかっていない人
勉強前に行うこと3つ
勉強をすぐに開始したい気持ちもわかりますが、まずはしないといけないことがあります。
「①技能試験の特徴を知る、②工具や材料をそろえる、③候補問題ごとの難易度を知る」の3つです。
では具体的に説明していきます。
①技能試験の特徴を知る
第二種電気工事士の技能試験の特徴を知らないと、対策を立てることはできません。
そのため、まずは技能試験全体のことを知りましょう。
解答方式 | 実技 |
問題数 | 1問 |
合格ライン | 欠陥せずに制限時間内に仕上げる |
制限時間 | 40分 |
技能試験は名前の通り、ペーパーテストではなく実技をする試験です。
出題される問題は、毎年1月頃に(一財)電気技術者試験センターより13問公表されます。
技能試験では、この13問の中から1問出題されます。
ということは、事前に出題される問題がわかっているので、13問分しっかり勉強をすれば合格できる試験です。
候補問題No.1※参照:(一財)電気技術者試験センター
実際に出題される問題は、上記のような図です。
この図を実技しやすい図に描きかえて、実技していきます。
合格ラインは、欠陥せずに制限時間内に仕上げることです。
欠陥というのはミスで、どのようなことをすれば欠陥扱いになるのか実技の練習をしながら覚えていく必要があります。
ホーザンのホームページで紹介されている欠陥事例が画像付きでわかりやすいので、下記にリンクを貼っておきますね!
また、技能試験の制限時間は40分です。
学科試験とは違い、時間に追われるような試験です。
そのため、いかに時短できるかが勝負です。
何度も何度も繰り返し練習をして一つひとつの施工を時短すること、時短できる工具を使う、時短できる実技のテクニックを身につけるなど、時短にできる方法はいくらでもあります。
のちほど、ご紹介していきますね。
②工具や材料をそろえる
実技をする試験なので、工具や材料をそろえないといけません。
単体で工具や材料を準備すると時間がかかるので、セットになっているものを購入すると手間が省かれます。
また先ほどお伝えした通り、時短できる工具を使うと初心者にとっては安心です。
必要最低限の工具と時短できる工具は、下記です。
・ペンチ
・ドライバー(プラス)
・ドライバー(マイナス)
・ナイフ
・スケールまたは布尺
・ウォータポンププライヤ
・リングスリーブ用圧着工具
・VVFストリッパー
・合格クリップ(10個入)※時短工具
・合格マルチツール※時短工具
・合格ゲージ※時短工具
時短できる工具がどのように時短できるか、時短工具の使い方など知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
材料については、13問の候補問題を1回分練習できるセット・2回分練習できるセット・3回分練習できるセットなど販売されています。
初心者の人は特に、何度も何度も繰り返し練習をして慣れることによって時短するためにも、2回分以上がおすすめです。
私が技能試験を受験したとき、13問を一通り1回練習するだけでは合格ラインに達していませんでした。最低でも2回は練習して苦手な問題だけ3回練習しました。
工具や材料をセットで購入できて、口コミも良かった(しかも安い)電池屋の電光石火シリーズのリンクを貼っておきますね!
③候補問題ごとの難易度を知る
13問の候補問題には、問題によって難易度に差があります。
①実技しやすい図に描きかえる、②実技、の大きく2つに難易度があります。
急に難しい問題から勉強してもしんどいので、難易度が低い問題から高い問題の順番で勉強するとわかりやすいです。
どの候補問題が簡単でどの候補問題が難しいのか、下記の記事を参考にしてください。
勉強方法は主に3ステップ
やっと具体的な勉強方法についてです。
「①単線図から複線図に描きかえる練習(書く)、②一つひとつの部材を実技する練習(実技)、③時間を計り全体を通して組み立てる練習(実技)」です。
では説明していきます。
①単線図から複線図に描きかえる練習(書く)
技能試験ではありますが、書くという筆記的な練習も必要です。
候補問題はすべて下記のような図で出題されます。
候補問題No.2※参照:(一財)電気技術者試験センター
1本の線で描かれたシンプルな図で、単線図と呼びます。
この単線図をもとに実技を行いますが、このままだと具体的にどう実技していいのかわかりません。
なので、下記のように自分が実技をしやすい図に描きかえます。
候補問題No.2※参照:(一財)電気技術者試験センター
線の数も増え具体的に書かれた上記の図のことを、複線図と呼びます。
これがよく耳にする“単線図から復縁図に描きかえる”ということです。
複線図をもとに、一つひとつの器具を実技し、それを組み立てると完成になります。
なので、まずはこの“単線図から復縁図に描きかえる”を、練習しましょう!
ホーザンのホームページに複線図の基本的な描き方が動画付きであるので、下記にリンクを貼っておきますね。
ホーザンの回し者と思われるくらいホーザンさんのホームページはわかりやすくて役に立ちます!(回し者ではありません)
②一つひとつの部材を実技する練習(実技)
複線図を描けるようになれば、工具を使い一つひとつの器具を実技する練習です。
下記は、ランプレセプタクルという器具で13問の候補問題でほとんど出題されます。
こういった器具の実技ですが、練習しないといけない器具の名称だけで見ると約25種類もあります。
これだけを聞くと、ちょっと多いなと思うかもしれませんが、似ている作業ごとに25種類の器具を分類すると、6パターンだけになります。
下記はその6パターンと器具などの名称です。
①ケーブルの被覆を剥く→差し込む(12種類)
「コンセント」「ダブルコンセント」「接地極付接地端子付コンセント」「接地極付コンセント20A 250V」「単極スイッチ」「位置表示灯内臓スイッチ」「3路スイッチ」「4路スイッチ」「パイロットランプ」「角型の引掛シーリング」「丸型の引掛シーリング」「差込形コネクター」
②ケーブルの被覆を剥く→輪を作る→ねじをしめる(2種類)
「ランプレセプタクル」「露出型コンセント」
③ケーブルの被覆を剥く→ねじをしめる(2種類)
「ブロック端子」「配線用遮断器」
④アウトレットボックスに取り付ける(7種類)
「ねじなし金属管」「絶縁ブッシング」「ねじなし管用ボックスコネクタ」「アウトレットボックス」「ゴムブッシング」「PF管用ボックスコネクタ」「合成樹脂製可とう電線管(PF管)」
⑤器具同士を取り付ける(1種類)
「埋込連用取付枠」
⑥圧着する(1種類)
「リングスリーブ」
器具によって多少ルールや条件がありますが、実技の仕方自体はほとんど同じです。
なので例えば、①ケーブルの被覆を剥く→差し込む(12種類)の「コンセント」を練習するだけで、その他11種類の練習も兼ねているのと同じということです。
こちらもまたホーザンのホームページに具体的な実技の方法が説明されているので、リンクを貼っておきます。
③時間を計り全体を通して組み立てる練習(実技)
一つひとつの器具の練習が終われば、全体を組み立てる練習です。
ここで大切なことは、技能試験本番をイメージして練習を行うことです。
制限時間を気にしながら時計を見ながら練習する、技能試験本番は作業できるスペースが狭いので練習でも狭い場所でする、など色々と本番を想定することをおすすめします。
もちろん最初は制限時間内に終わらないし、狭くて実技を行いにくいですが、段々と慣れてきます!
間違った箇所やわからなかった箇所はしっかり復習して、次に繋げることが大切です。
使った参考書について
私が第二種電気工事士の技能試験を受験した当時は、無料でわかりやすい勉強サイトがありませんでした。(私が見つけることができなかっただけ…?笑)、
筆記試験対策は独学で行いましたが、技能試験に関しては自社の講座で勉強していました。
ですが今は、YouTubeを検索すればわかりやすそうな動画も出てきます。
また、数か所ご紹介したホーザンの電工試験の虎を見れば技能試験に関することがわかりやすく説明されています。
自社の講座で勉強しながら、ホーザンの電工試験の虎をめちゃくちゃ見ていました! 無料だし工具を販売している企業なので信頼性もあり、おすすめです。
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