こんにちは、もち麦です!
第二種電気工事士講座の販売員をしていたころ、「技能試験を受けてみたら○○で困った…」「技能試験当日で○○なんて知らなかったよ…」というような試験当日で失敗した経験を色んな方から聞いてきました。
今回は、技能試験を受験した人しか気付かない試験当日の失敗談を7つ紹介します。
私の実体験や先輩の実体験も含めて紹介します。
令和5年度の技能試験を受験する人は、同じ失敗をしないように対策してください。
この記事はこんな人にオススメ☆
・第二種電気工事士の技能試験を受験する人
・試験当日のイメージをしたい人
・技能試験の失敗談を知り対策したい人
①試験会場の最寄り駅から実技を行う座席まで遠い
受験票には、試験会場や最寄り駅、最寄り駅から試験会場までの目安の時間が書かれています。
受験票に書かれた目安の時間をそのまま鵜呑みにして、遅刻しかけたという人がいました。
というのも、試験会場=実技する座席ではありません。
試験会場から試験室へ向かい、実技を行う座席に到着します。
またほとんどの場合、イベント会場や大学など試験会場自体が広いです。
そのため、実技を行う座席へ到着するまでに想像以上の時間がかかってしまいます。
下記は、実際に私が第二種電気工事士の技能試験を受験したとき、到着までにかかった時間です。
■受験票に記載されていた時間は徒歩15分
最寄り駅⇒試験会場
■実際にかかった時間は徒歩30分
最寄り駅⇒試験会場⇒試験室⇒実技を行う座席
※実際に考慮しないといけない移動
まず最寄り駅(地下鉄)が広かったため、改札⇒地上まで8分もかかりました。
そこから道に迷わずに、最寄り駅の地上⇒試験会場まで15分で到着しました。
試験会場で自分の受験室はどの建物なのかを確認し、少し離れた建物&4階だったので、試験会場⇒試験室まで5分かかりました。
試験室で自分の座席を確認⇒座席まで2分かかりました。
私の場合、時間に余裕を持って出発していたので遅刻せず到着できましたが、受験票に記載された時間を信用しすぎると危険です。
見てわかる通り、最寄り駅から実技を行う座席に到着するまで、受験票に書かれた時間の2倍かかりました。
他にも道に迷う可能性や、お手洗いに行きたくなる可能性も考え、受験票に書かれた時間より余裕を持って自宅を出発してください。
②空調の温度が自分と合わない
試験室に入ると、徐々に寒すぎる・暑すぎると感じ、実技に集中できなかったという声を聞いたことがあります。
特に注意が必要なのは上期の受験です。
上期に受験すると、技能試験は7月の下旬です。
冷房が効きすぎていて寒かったという声をたくさん聞いたので、寒さに弱い人は薄い生地で羽織ることができるカーディガンなどを持っていきましょう。
下期(寒い時期)に受験する場合も、温度調節をしやすい服装をおすすめします。
私も技能試験を受験したとき、寒さに弱いのでカーディガンを持っていきました!
③試験前の確認時間にどこまで行っていいのかわからない
試験開始前に、問題用紙や材料が入った箱が配られます。
問題用紙に記載されている材料と、箱の中身(ケーブルの長さなど)が同じかどうかを確認する時間があります。
実はこのときに、ある程度施工しやすいようにケーブルの形など、整えることができます。
ケーブルは小さく丸めて準備されているので、一度伸ばして長さを確認し、そのまま切りやすいように真っ直ぐに整えておくことができます。
ケーブルを真っ直ぐに整えておく方が時短になるのでおすすめです!
もしこのことを知らない場合、「もとの形に戻した方がいいのかな?それとも伸ばしたままでもいいの?注意されないかな?」と必要のない不安がよぎります。
また、今までケーブルを伸ばした状態で練習してきた場合、本番では小さく丸めた状態で実技を開始するとロスタイムになります。
さらに慌ててしまい、いつもならしないようなミスをする可能性があります。
ケーブルは整えてもいいので、落ち着いて実技しましょう。
④机(作業スペース)が狭くて慌てる
第二種電気工事士の試験は受験者数も多いため、イベント会場や大学などが会場になることが多いです。
1人1人に十分な作業スペースが確保されているわけではないため、狭く感じます。
私が技能試験を受験したときも、1つの長机に2人で実技しないといけませんでした。
このことを知らずに、もし広いスペースで工具を全部出して練習していたとすると、当日では狭いスペースに慣れていないため実技が行うのが大変です。
上手く実技できないことに焦ってしまい、ミスをする可能性があります。
狭いな~と感じるくらいの作業スペースで練習することをおすすめします。
⑤ケーブルが余ってしまい慌てる
試験当日、ケーブルは少し長い状態で配布されます。
いつもきちんと寸法を測って練習している場合、試験当日ではケーブルが少し余ることに気付きます。
もともとケーブルが長いということを知らなければ、「どこかで測り間違えたかも…」と慌ててしまうかもしれません。
全く問題ないので、気にせずに次の施工をしていきましょう。
また、ケーブルの寸法は、記載されている寸法の半分以内長い・短いであれば大丈夫です。
例えば、100mmと記載されていれば140mmや60mmくらいの長さなら欠陥にはなりません。
「1mmもずれたらダメ!!」と神経質に長さを測ると時間がかかるので、「ざっくり100mm」くらいの感じでいると時短にもなります。
⑥実技の勝手な思い込みでミス
特に、複線図を丸暗記している人に注意が必要です。
複線図を丸暗記して、材料や施工条件など確認せずに実技すると、練習のときのクセが出る場合があります。
例えば、VVF 用ジョイントボックス部分の圧着です。
下記の図のようにAとBで圧着する箇所があり、リングスリーブか差込形コネクターのどちらで圧着するのか施工条件として記載されています。
画像元:(一財)電気技術者試験センター
きちんと施工条件を確認して行えば問題ないのですが、施工条件を確認せずに丸暗記した複線図のみで実技をすると、欠陥になる可能性があります。
練習時のクセが試験当日にも出るので、練習時から施工条件や材料の確認をしてください。
⑦帰る時間が遅くなる可能性もある
技能試験が終了して、次の予定に向かう人もいるかもしれません。
試験終了後、確認のアナウンスが流れてから、混雑を避けるため1列ずつ退出していきます。
広い試験室・試験会場で最後の方で退出になった場合、試験終了時刻から約1時間後に試験会場を出た、という声も聞いたことがあります。
次の予定を入れている人は、余裕を持った時間設定にすることをおすすめします。
これから実技の練習する人は工具や材料をそろえよう
まだ技能試験対策の準備ができていない方は、実技するための工具や材料が必要です。
第二種電気工事士講座の販売員をしていた経験より、最低限必要な工具や、時短になる工具など紹介しています。
詳細は、下記よりご確認ください。
コメント