こんにちは、もち麦です!
みなさんは、第二種電気工事士の技能試験当日の流れを知っていますか?
どんな感じで第二種電気工事士の技能試験が開始するのか事前に知っておくことで、当日をイメージした練習ができるようになります。
また、予想外の何か迷いや混乱が起こる可能性を減らすことで、安心して技能試験に挑むことができます。
今回は、実際に私が技能試験を受験したときの体験談をもとに、試験当日の流れについて具体的に説明していきます。
ぜひ、参考にしてくださいね◎
この記事はこんな人にオススメ☆
・第二種電気工事士の技能試験を受ける人
・技能試験当日の流れを知り、イメージしたい人
まずは技能試験の前日
技能試験前日の勉強は、下記の3つのことを行いました。
大切なことは、あれもこれもと手を付けずに苦手なことだけに集中して練習することです。
①自分の苦手な候補問題を単線図から複線図に描きかえる練習
②苦手な実技の練習
③自分の苦手な候補問題の1問を通しで練習する
まず①の苦手な単線図から複線図の描きかえる練習です。
私の場合、パイロットランプ系のNo.2とNo.10、2パターンの答えがあるNo.8が苦手でした。
なのでこの3問を、時間を計りながら単線図から複線図に描きかえる練習を行いました。
次に②の苦手な実技の練習です。
私の場合、ランプレセプタクルと、アウトレットボックス内でのリングスリーブの圧着を練習しました。
この2つを選んだ理由は、下記の通りです。
ランプレセプタクル⇒1番高頻度で出題され実技に時間がかかる施工だから
リングスリーブ⇒狭いアウトレットボックス内で施工することが苦手、電線が多くなればなるほど圧着に時間がかかったから
最後に、自分の苦手な候補問題の1問を通しで練習することです。
前日に実技を行いすぎると手がしんどくなってしまいます。
なので、1問だけに絞り単線図から複線図に描きかえ、そのまま時計を見ながら実際に実技を行う練習をしました。
あとは、持ち物と試験会場までのアクセス、電車の時間などを調べて次の日に備えました。
受験票や工具を忘れると受験できないので、しっかり準備しましょう!
自宅から試験会場の座席に到着するまで
ここからが技能試験当日です。
試験当日は、動きやすい服装で行きました。
服装の注意点ですが、空調の関係で季節関係なく寒すぎたり暑すぎたり感じる場合があるので、温度調節がしやすい服装を心掛けてください。
入室時刻は10時50分ですが、試験会場と最寄り駅が徒歩約15分とかなり遠かったので、時間に余裕を持って出かけました。
地下鉄の電車の中では、写真を撮っておいた苦手な候補問題と自分メモを見ながら過ごしました。
最寄り駅には、入室時刻の1時間15分前である9時35分頃到着です。
駅が広かったので、地上に出るまで8分もかかりました。
地図を見ながら歩き、9時57分頃に試験会場である大学に到着です。
そこで、筆記試験のときと同様に試験室案内の紙が配られました。
私が受験する試験室は、運よく一番近い目の前の建物だったので、すぐに試験室に到着しました。
別の離れた建物が試験だった人もいたようなので、時間には余裕を持つことが大切ですね!
受験票に徒歩○○分と書かれているが、駅から試験会場までの到着時間であり、駅構内の移動時間・試験会場から試験室までの移動時間など考慮されていないので注意が必要。時間に余裕を持った行動がおすすめ。
座席到着から入室時刻までの過ごし方
お手洗いを済まし改めて席に座りました。
座席は、少し長めの机に2人で座るような形で、私は左側でした。
右隣の人に遠慮しながらも自分のスペースも確保しつつ、工具を右側に置き、筆記用具や時計など机の上に置きました。
このときに工具入れ物のファスナーを開けておき、よく使うVVFストリッパーなどを上に置いておくと時短にもなります。
工具を入れ物から出し広げている人もいますが、作業スペースが狭いため極力入れ物から広げないようにしていました。作業スペースが狭くても工具をすぐに取り出したい人もいると思うので、練習のときに両方試してみてください。
工具などを机の上に出しても、まだ10時13分と入室時刻まで30分以上もありました。
残りの30分で復習をして緊張するよりも、iPhoneでゲームをしてとにかくリラックスしました。
自分の世界に入りこんでいる間に、気が付いたら10時47分になっていました。
同じ試験室には女性が3名もいたので、個人的に嬉しかったです♪
また、制服や作業着、私服など色々な服装をした人がいました。
あと巻き尺を机に固定しようとテープを貼っている人がいましたが、注意されていました。他にも手袋をしている人もいました。
試験開始までの流れ(問題用紙が配布)
10時50分の入室時刻になり、問題が配られました。
問題の表紙には、材料が書かれているので、大体どの問題なのか予想ができます。
参照:(一財)電気技術者試験センター
私の場合、アウトレットボックス内での施工が苦手だったので、アウトレットボックスの名前があるかどうか1番最初に確認しました。
残念ながら、しっかりと「アウトレットボックス」と記載されていました…笑
となると、PF管か金属管の問題の可能性があるぞ…と思い見てみるとPF管が記載されていました。
はい、候補問題No.12です~
材料を確認しながら、脳内で施工のイメージを全て行いました。
そうすることで、試験開始後すぐに単線図から複線図に描きかえることができ、実技も無駄なく取り組めます。
練習のときから、(一財)電気技術者試験センターのホームページより問題を印刷し、印刷した問題をランダムで選び、どんな問題なのかイメージしながら通しで練習する。
試験開始までの流れ(部材の箱が配布)
次に部材が入った箱が配られます。
合図後に、各部材がきちんと入っているか、ケーブルなどの長さは正しいのかなどチェックできます。
ケーブルは種類ごとに輪っかにまとめられているので、まっすぐ伸ばして長さをきちんと確認しましょう。
このときに、あとから実技をしやすいように、ケーブルをきれいに伸ばしておくと時間短縮できます。
また、完成した施工につける名札のようなものにも名前と受験番号を記載しました。
練習のときから下記の囲んでいるの箇所のように、ケーブルを事前に切った状態で用意しておくのではなく、種類ごとに全体で必要な長さ分用意しておく。
※参照:(一財)電気技術者試験センター
この時点で机の上は、問題用紙・工具・材料が入った箱で狭くなっています。
作業スペースがより狭くなりそうでした。
練習のときからできる限り狭い作業スペースで練習することで、試験当日の作業スペースが狭かったとしても練習通り実技ができる。
また、ケーブルなどのゴミを入れる袋がありますが、袋を広げると更に作業スペースが狭くなります。
なので、材料が入っている箱にゴミをポンポン捨てました。
新たなスペースを確保する必要もなく、袋より箱の方が捨てるのもラクなのでおすすめです。
技能試験開始
ついに11時30分になり技能試験が開始です!!
開始の合図と同時に隣の席からガチャッ!ガチャッ!と物凄い勢いで、実技を開始している音が聞こえました。
「この人は施工条件を確認しながら複線図を暗記しているんだ~」とびっくり!!!
圧倒されながらも、私は私のペースで、単線図を複線図に描き換える作業からきちんと行いました。
「試験開始してすぐに実技をする人もいる」ということを知っておくと、周囲から音がしても動揺せずに自分のペースで技能試験に挑める。
複線図を描き終え時計を見ると、まだ11時34分だったので、安心しながら実技に取りかかりました。
問題用紙を配られたときから、脳内でどういう順番で実技をしていくのかをイメージしていたので、それ通りに施工を進めました。
緊張からかランプレセプタクルに時間がかかってしまいました。
そこからなんとか調子を戻して全体をリングスリーブと差し込み型コネクターで圧着し、上手く施工できました。
最後に名札をつけて一通り完成!!と時間を確認してみると、12時00分でした。
まだ10分余っていたので、全体の微調整を行いました。
ゴミを片付けて工具をしまい3分くらいぼーとしていたら終了の合図がありました。
試験終了の合図から退出までの流れ
12時10分になり技能試験が終わったからすぐに退出!というわけではなく、監督官が全体を確認してから順番に退出です。
私が座っていた列は、運悪く1番最後に退出でした。
結果的に、12時40分試験室を退出できました。
13時00分くらいには試験会場の最寄り駅に着きましたが、全然電車が来なかったです。
お腹が減っていたので、お昼ご飯のことばかり考えていました…笑
時短工具&繰り返し練習で合格
という感じで第二種電気工事士の技能試験を受験してきました。
試験当日の流れや、どんな感じなのか少しはイメージできたと思います。
気になる結果ですが、無事合格でした◎
合格できたのは、繰り返し練習してきたことと時短工具を使ったからだと思います。
まずは、繰り返し練習ですが2、3周しました。
13問の候補問題を一通り練習したあと、これで合格できる!というような自信は全くありませんでした。
まだまだ制限時間に追われていて、もちろん欠陥もしているような状況だったので、とりあえずもう一度13問分を一通り練習しました。
2周目になるとある程度の自信はありますが、まだ苦手な問題があります。
さらに苦手な問題数問だけを3周目するとこれで合格できる!と思えるようになりました。
使用した時短工具については、下記の記事で詳しく説明しているのでよろしければチェックしてください♪
材料がついており2.3回分練習でき、工具もセットで購入することをおすすめします。
自分で一つひとつ必要な材料など調べて準備すると手間がかかり、なかなか技能試験の勉強にたどり着けません…
好きな回数分練習できて工具もセットで用意でき(しかも安い)、時短工具もある電池屋の電光石火シリーズがおすすめです。
まだ、材料や工具を準備していない人は参考にしてくださいね♩
第二種電気工事士の合格に向けて頑張りましょう!
電光石火の第2種電気工事士技能試験セット
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